アフター・ザ・レイン After the Rain 作曲 ジョン・コルトレーン
ジャズの巨人コルトレーン(sax/作曲)は西洋音楽以外に大きな影響を受けたことで知られ、特に尺八に感心が高かったという。冒頭、箏のソロの後、嵐が吹き荒れ、次第に静けさをとりもどしながら、木々のざわめきや沢の増水など巧みに表現されている。
イカルス Icarus 作曲 ラルフ・タウナー
ジャズグループ オレゴンやポール・ウインターコンソートの名曲であり、自然保護、ニューエージ運動のテーマ曲として実によくカバーされている曲である。尺八と箏曲のヴァージョンは初めてであろう。
カタクリの花 Katakuri No Hana 作曲 ブルース・ヒューバナー&カート・パターソン
早春の白河を散策している時にヒントを得て作られた。穏やかで優しい空気の遠くに残雪をの山々を臨む。
サンデー・アフタヌーン Sunday Afternoon 作曲 カート・パターソン
日曜日の午後のリラックスした様子をケルト風に表現。透明感のある手触りに箏と尺八の音色がよく生かされている。
曲水 Kyokusui 作曲 ブルース・ヒューバナー&カート・パターソン
聞き所のひとつは箏の調弦方であり、上の糸は下の8本の糸と全く別の調子で、
さらに拍子が21拍で、5+5+5+6となっている。
福島県川内村の川のほとりで作曲された。
ラブ・イズ・ロード・オブ・オール Love is Lord of All アイルランド民謡
~連続して~
ハヤテのジグ Hayate’s Jig 作曲 ブルース・ヒューバナー&カート・パターソン
(ハヤテは実に早く走る犬で、友達の娘さん風夏ちゃんの愛犬)
千鳥の曲 Song of the Plovers 作曲 吉沢検校
箏曲(の曲名)『古今組』のひとつ。1848年~60年ごろの作の説もある。
古今和歌集から千鳥に関する歌をそれぞれ一首ずつ選んで歌詞とした。
前弾き~前歌~手事~後歌の手事物形式の曲で、前弾きは雅楽の雰囲気をあらわし、手事は波と千鳥が暗示されている。調弦は雅楽のヒントを得た『古今調子』。六段の調べ、春の海と並ぶ箏曲の名曲である。
越後獅子 Echigo Jishi 作曲 峰崎勾当
「越後の獅子」は、江戸時代 越後国(現在の新潟県)で年中行事として行われていた角兵衛獅子のイメージと、越後の名産品や地名(越路潟、糸魚川、米山など)を織り交ぜた歌詞が元になっている。獅子の面をかぶった子供の姿が歌い手の心情と重なり合い、三味線と箏が巧みに絡み合う軽快で叙情的な傑作である。1880年代中頃に作曲された。
鳥のように Like a Bird 作曲 沢井忠夫 箏独奏
鳥のように大空を翔けることができたら・・・と誰もが夢見る。それは普段、意識の底に眠っているが、何かのきっかけで時折目覚める。憧れの時、よろこびの時、それは心を満たし、大空を漂う、鳥のように。
巣鶴鈴慕 Nesting Cranes 琴古流尺八本曲 尺八独奏
この曲は400年の長きにわたり受け継がれてきた為に様々なバージョンがある。
それらの“鶴”が各寺院の系統と地域独自の特徴をもっている。
今まさに日本の遥か彼方、太陽系の向こう側の深宇宙を疾走するボイジャーに、地球の生命観を伝えるために選ばれた音と映像がゴールデンレコードに搭載されており、 “ Nesting Cranes”も収められている。カール・セーガンが選んだのは、私の師匠である、故山口五郎氏の演奏で、私が40年以上前にロサンジェルスのラジオで初めて聴いて、日本に来ることを決めた尺八の音である。
萌春 Hoshun 作曲 長沢勝俊
萌えいずる春を尺八(一尺六寸管)と箏に託して瑞々しく描いた曲。長い冬を経て迎えた春の讃歌であり、それはまた春を謳歌する人間の喜びの歌でもあります。(作曲家注)
上弦の曲 Johgen no Kyoku 作曲 沢井忠夫
この曲は古き時代の人々が、神秘の月を仰ぎ、それぞれの想いを月に祈ったであろうと、思い巡らせながら作られた曲で、沢井忠夫合奏団の第一回演奏会で初演された。全体に日本の伝統楽曲の雰囲気を濃厚持っている。曲は箏と尺八それぞれの自由な物言いに始まり、合奏に入る。
一段ごとに高潮した合奏は、最後のオスティナートの部分でクイライマックスを迎え、やがて初めの部分を合奏で再現して終わる。1979年5月作曲。